第6巻 [ドラえもん | 単行本のレビュー・感想]
ドラえもん - 第6巻
「夜の世界の王さまだ!」から「さようなら、ドラえもん」までの18話と「ドラえもん百科」が収録されています。
■野比のび太
野比のび太は、普段、24時間の半分は寝ているみたい。寝過ぎです...。それで眠る時間を削ってその分を勉強の時間に回そうとしていたけど、結局は本人のやる気の問題で勉強は全く出来ずにいました。
野比のび太は「流行性ネコシャクシビールス」では野比玉子に宿題をしなさいと言われて「とっくに終わらせたよ。」と答えていたけど...今までの野比のび太からしてとても信じ難い事のように思いました...。
野比のび太はボールを投げるコントロールが悪いようです。
野比のび太はイカダを作って無人島へ行くつもりで割り箸(イカダの材料)を集めていました。「ろびんそんひょうりゅうき」に影響されたみたい。
野比のび太は「ネッシーはいるかいないか」の公開討論会でネッシーはいると熱弁していました。だた、野比のび太の用意したネッシー存在の根拠はどれも弱いものばかりで、中には産婦人科医ロバート・ケネス・ウィルソンの写真、いわゆる「外科医の写真」もありました。この写真は現在ではおもちゃの潜水艦を使った撮影したものだと言う一応の結論が出ていている写真だけど、それ以前の早い段階から怪しいと疑われている信憑性の欠けるものなに、それを証拠のように扱うのは少し無理があると思う...。漫画の中ではドラミちゃんがネス湖からネッシーを連れて来たため、野比のび太の主張通りにネッシーはいると言う結果になっていたけど...。
野比のび太はタイムマシンで訪れた25年後の未来では源静香と結婚していました。
野比のび太はドラえもんが未来の世界に帰る前日にはドラえもんが安心して未来へと帰って行けるようにするためにジャイアンの暴力に屈しない勇気を示していました。
■ドラえもん
ドラえもんは「温泉旅行」の中で女装していたけど...その姿はあまりにも酷過ぎるように見えました。
ドラえもんの「寒さに弱い」と言う設定はまだ生きているみたいです。
ドラえもんと野比のび太は「お金を稼ぐのに使ってはいけない」となっているはずのタイムマシーンをお金を稼ぐために使っていました。結局、お金を稼ぐのは失敗していたけど...。
ドラえもんは第6巻の最後では未来の世界へと帰っていました。ドラえもんが未来へと帰った理由は不明です。
■野比のび三
野比のび三は子供の頃は画家になるのが夢だったみたい。
■ノビスケ
25年後の未来では野比のび太と源静香の間にノビスケと言う子供がいました。ノビスケは野比のび太とは逆の性格で、バットを持って人を追いかける乱暴者のようでした。ジャイアンに似ています...。
■しずかちゃん(源静香)
しずかちゃんは第6巻では再び「しずちゃん」と呼ばれるようになっていました。
しずかちゃんの名前は漢字で書くと「源静香」になるようです。
■骨川スネ夫
骨川スネ夫は昔のお金をコレクションしているようです。
■骨川スネ夫の妻らしき女の人
25年後の未来の世界にいた女性。スネ太郎のママらしく、恐らくは骨川スネ夫の妻だと思われます。非常に怖い顔をしていました。
■スネ太郎
恐らく骨川スネ夫の息子だと思われます。25年後の未来の世界で名前だけの登場でした。
■ジャイアン
ジャイアンは人から借りた物をそのまま自分の物にしてしまう人間のようです。
ジャイアンは時々寝ぼけて夜中に散歩をするようです。
■柿原先生
野比のび三が絵を習っていた先生。昭和24年頃に野比家の近所のアパート落目荘に住んでいて、当時は絵を認められていなくて貧乏暮らしだったようです。現在は600万円の絵を描く人になっていました。
■たばこ屋のてっちゃん
困窮のため鯉のぼりが買えないようでした。
■ノンちゃん
クリ色の髪をした外人(外国人)みたいな女の子。野比のび太が幼稚園の頃にお隣に住んでいたようです。お母さんと2人で住んでいたみたいだけど、アメリカからお爺さんがやって来てアメリカへとお引越ししていました。
骨川スネ夫とジャイアンはノン子と呼んでいました。
■ズル木
骨川スネ夫と野比のび太を足して割ったような顔をしています。以前に出て来たそれと同一人物?なのかな...。
ネス湖の怪獣ネッシーを絶対にインチキだと言っていました。
■ブルじいさん
野球のボールが飛び込んだ家に住んでいるお爺さん。野比のび太達は怖い人だと思っていたみたいだけど、素直に謝れば笑顔でボールを返してくれるお爺さんのようです。
■フー子
台風のたまごから生まれた生き物。小さな竜巻のような外見をしています。エサは熱い空気。空を自由に飛ぶ事が出来るようです。
渦巻きの中心には目(台風の目?)があります。目とは違い常に表面に現れている訳ではないけど口や舌もありました。
フー子は太平洋上を日本へと進んでいた台風と戦い、これを消すけど...それと引き換えに自分も消えていました。台風がそのまま進むと野比のび太の家の屋根が剥がれてしまうらしく、野比のび太一家を守るために自分の命を懸けたみたいです。
■1つぶで24時間起きていられる薬
1粒の飲むと24時間眠くもならないし、疲れもしない薬のようです。これって...戦後には薬局で売られていたけど現在は法律で禁止されている薬物のキャッチコピーに似ているような気が...。
野比のび太の台詞からは薬の作用を消す薬もあるようでした。
■ムユウボウ
眠っている人間を眠ったまま思い通りに行動させる事の出来る棒。対象となる名前を呼んだ後に「ねながらおきなさい」と言うと名前を指定された人は眠ったままで行動するようになります。
■流行性ネコシャクシビールス
新たに流行を作り出すビールス。試験管に入っていて、それをシャーレで増やしながら育てる際にビールスに流行らせたい事を言い聞かせ、育ったビールスを風に乗せてばら撒くとビールスが人間に感染し、ビールスに言い聞かせた事が世間で流行るようになります。
ビールスの寿命は1日くらいのようです。
■室内旅行機
室内に色々な映像(立体映画)を映し出す機械。フイルムを切り替える事で映し出される立体映画を選べるようでした。
■はこ箱スキー場
箱庭のスキー場です。箱庭サイズの山の土台、ロッジ、リフト、木を置いてその上に雪を降らせる機械で雪を降らせて作っていました。身体が縮んで小さくなった状態で使う事で本物のスキー場のように遊ぶ事が出来ます。リフトもきちんと動くように出来ていました。
身体を縮めるのには身体が縮むガスを身体に吹きかけます。このガスには眠りをもたらす作用も含まれています。
虹を生み出す道具も使われていました。
■ほんもの図鑑
本物が出て来る図鑑です。どうぶつ、おてんき、たべもの、こん虫、乗り物、オバケ、大むかしの生きもの、お話などの図鑑がありました。本物を出したいものが載っているページを開いて下に向け、上(表紙側)から叩くと本物が出て来ます。
図鑑から出た本物は上から図鑑を被せる事で再び本の中へと戻す事が出来るようです。
でも、本来図鑑の中にいなかったものでも図鑑を被せると図鑑の中に入るみたい。野比のび太が図鑑の中に入っていました。
図鑑の中から自由に出る事は出来ないみたいだけど、声は自由に出せるようです。図鑑の中に入った野比のび太が助けを求めて声を出していました。
■雲の出る壷とこいのぼりそうじゅうき
雲の出る壷は名前不明です。雲を出して野比のび太の部屋を雲の池にしていました。
「こいのぼりそうじゅうき」は鯉のぼりを動かす機械のようです。野比のび太の部屋を雲の池にした後、2匹の鯉のぼりを動かして卵を産ませていました。
卵から孵った鯉のぼりの赤ちゃんは柏モチをエサにしていました。
成長した鯉のぼりは野比のび太の部屋からたばこ屋のてっちゃんの家まで空を泳いで移動していました。雲の海が無い状態でも空を飛べるようです。
たばこ屋のてっちゃんの家に着いた鯉のぼりはてっちゃんに懐いているように見えました。生きているのかな...。
■ダイリガム
言い難い事を他の人に代わりに言わせるガム。言わせたい台詞を言いながらガムを噛み、噛み終えたガムを他の人に付着させるとその人がその台詞を自分の代わりに言うようになります。
付着させたガムは直ぐに消えるようです。
ガムが自分に付着した場合は自分がガムの作用の対象になります。
■どこでも大ほう
人間や物を入れて飛ばす大砲。「どこでも大ほう」とセットのテレビに映った場所へと人間や物を飛ばす事が出来ます。
銀行ギャングが「どこでも大ほう」を使って自分を外国へ飛ばすようにドラえもんに命令していたけど、外国までは届かないみたい。
■エースキャップ
被るだけで名投手になれる帽子です。思い通りの場所に物を投げる事が出来るようになります。
■風船いかだ
名前からすると、多分、膨らませて作るイカダだと思います。膨らませる場面は無かったけど...。
■遠くの場所を映し出すモニタ
野比のび太の乗っているイカダを見るためにドラえもんが使っていました。名前は不明です。
■自動的に島を見つけて進むスクリュー
野比のび太の乗ったイカダを無人島へと運んでいました。多分、指定した場所を探し出して進むスクリューだと思います。名前は不明です。
■葉の服
2枚合わせると着衣になる便利な葉。名前は不明です。
■湧き水を掘るドリル
湧き水を掘るドリル。名前は不明です。
■開けると野比家に繫がる扉
扉を開けると無人島から野比家へと繫がっていました。名前は不明です。
■せん水かん
水に入れると周りの広さに合わせて伸び縮みする潜水艦。コップに入れた時よりも洗面器に入れた時の方が大きくなり、洗面器よりもお風呂に入れた時の方が大きくなっていました。
水から水へとジャンプする事が出来ます。但し、あまり遠くの水へは届かないみたい。
■地底探検車
自動操縦付きのようです。更にネッシーの大好きなエサをばら撒く機能とネッシーを電気掃除機みたいに吸い付ける機能を備えていました。
■台風のたまご
気象台の学者が実験のために作ったもののようです。フー子が生まれていました。
■ジキルハイド
人柄があべこべになる薬。1粒につき10分間の作用が得られます。これを飲んだ野比のび太は口が悪くなり、とても暴力的になっていました。元々乱暴者だったジャイアンは逆に大人しい性格になっていました。
■とうしめがね
虫眼鏡のような形をしていて、壁を透視する事が出来ます。
■ねむらなくてもつかれないくすり
恐らく第6巻の第1話で出て来た1つぶで24時間起きていられる薬と同じ物だと思います。ジャイアントとケンカをしてボロボロにされた野比のび太は、その後、布団に入って眠っていたけど...。効果を消す薬を飲んだのかな...(それがあるかどうかは不明)。
★ドラえもん 第6巻 : 目次
- 夜の世界の王さまだ!
- 流行性ネコシャクシビールス
- 温泉旅行
- はこ庭スキー場
- ほんもの図鑑
- この絵600万円
- こいのぼり
- ダイリガム
- どこでも大ほう
- 赤いくつの女の子
- エースキャップ
- のび太漂流記
- せん水艦で海へ行こう
- ネッシーがくる
- 台風のフー子
- ジキルハイド
- のび太のおよめさん
- さようなら、ドラえもん
- ★ドラえもん百科